技術情報technical

ウレタン防水に関する情報

ウレタン防水の変遷

世代別 ポイント 主構成 主な用途
第1世代:ウレタン塗膜防水黎明期
1965年~
(昭和40年~)
タール、ノンタールウレタン登場。ウレタン防水は密着性が良いため下地ひび割れに追従して破断、ふくれ発生

ウレタン密着工法

施工面積の狭い箇所、マンションベランダ等狭小部への施工
第2世代:通気緩衝工法登場期
1977年~
(昭和52年~)
通気緩衝シート+ ウレタン防水の組合せ工法。下地との絶縁によるひび割れ破断防止、ふくれ防止機能が認められ改修工事への採用が増加

ウレタン通気緩衝工法

大屋根の改修工事に採用、公共建築工事標仕X-1の起源となった
第3世代:複合防水登場期
1984年~
(昭和59年~)
防水機能付き通気緩衝シート+ ウレタン防水の組合せ工法。複合防水と命名され防水工法として大きな信頼を獲得し採用が拡大した

ウレタン複合防水

改修工事の信頼性の高まりとともに新築工事の採用へと広がった
第4世代:超速硬化ウレタン登場期
1985年~
(昭和60年~)
1982年に米国より技術導入。85年にはJIS 品が登場し防水材として屋上に採用。89年に住都公団共通仕様の階段室床に採用された

超速硬化ウレタン密着工法

階段室床等の床材からJIS品開発され一般屋上防水へ
第5世代:超速硬化ウレタン用途拡大期
1995年~
(平成7年~)
超速硬化ウレタン高硬度をベースとした複合防水が誕生し、屋上駐車場、屋上緑化、地下防水等に適用範囲が広がった

超速硬化ウレタン複合防水

屋上複合防水、駐車場、緑化、地下防水
第6世代:環境対応型防水普及期
2000年~
(平成12年~)
環境意識が高まりやF☆☆☆☆品等の開発が増え、2002年にはNUKに環境対応型ウレタン防水システム、ホルムアルデヒド自主認定機関が誕生した

環境対応型
ウレタン防水システム

屋上、ベランダ、ルーフバルコニー、庇等、多用途
第7世代:環境対応型拡大期
2006年~
(平成18年~)
環境対応型防水システムにRタイプ、Nタイプを新設。VOC自主規制、環境6基準適合ウレタンゴム系防水材認定制度発足

新環境対応型
NUKの認定制度

屋上、ベランダ、ルーフバルコニー、庇等、多用途